ピンクオパールとは
ピンクオパールは同じオパールの中でも虹色にきらめく遊色効果をもつプレシャスオパールとは違い、「コモンオパール」という不透明で遊色効果を示さない種類のオパールに分類されます。
コモンオパールは、ボッチカラーとも呼ばれ、地色の美しさが特徴です。
宝石質のオパールに比べると比較的、安価ですが石として持つ性質は素晴らしいものがあります。コモンオパールの中でも、甘い彩りのピンク色をしたものを「ピンクオパール」と呼び、女性からの高い支持を得ています。
オパールは10月の誕生石です。
遊色効果をもつプレシャスオパールについて
オパールとは プレシャスオパールの原石 オパールは遊色効果をもつ「プレシャスオパール」と、不透明で遊色効果を示さない「コモンオパール」の2分類に大きく分かれます。 ここでは、遊色効果をもつプレシャスオパールについて説明を[…]
ピンクオパールの意味・効果
- 内面の美と才能を引き出す
- 女性ホルモンの活性化
- 安産祈願
- 子宝を授かりたいときに
- 幸福感を高める
- 感受性を高める
- 恋愛成就
ピンクオパールは「キューピッドストーン」とも呼ばれ、古来より愛を叶える石として女性に大切にされてきました。
柔らかなピンク色の優しい雰囲気とは裏腹に、芯の強い、パワフルで豊かなエネルギーを感じる事ができます。
ピンクオパールを身につけると、女性らしい美意識や慈愛の気持ちが高まり、内面的な美しさを引きだし、愛する人との出会いをもたらして、恋愛を成就させてくれるといわれています。
DATA
英名 | pink opal |
和名 | 蛋白石 |
組成 | SiO2・nH2O |
色 | ピンク色 |
比重 | 1.99~2.25 |
硬度 | 5.5~6.5 |
光沢 | ガラス光沢・樹脂光沢 |
へき開 | なし |
結晶系 | 六方晶系(三方晶系) |
オパールの主要原産地
オーストラリア、メキシコ、アメリカ、インドネシア、エチオピア、タンザニア、チェコ、ペルー、ホンジュラス
ピンクオパールとパリゴルスカイト
オパールのひとつの分類としてピンクオパールは流通していますが、発見当初メキシコとペルーで産出した濃ピンク~灰ピンクの鉱物に、「ピンクオパール」という名称が与えられたのですが、1977年に、この宝石は「パリゴルスカイト」という鉱物と発表されました。
厳密に言うと、オパールとは違う宝石ですが、これまでどおり、「ピンクオパール」の名称で親しまれています。
パリゴルスカイトは、世界各国で産出されますが、ピンク色をしたものはペルーとメキシコのみで産出されます。
パリゴルスカイト = ピンクオパールが、現代では当たり前のように流通しており、それが当然のように扱われている。
品質の見極め方
不純物や色ムラがなく、ピンク一色で、ピンク色が濃ければ濃いほど良品とされています。
高品質なものは、産出の減少により年々高騰しています。