ルベライトとは
トルマリンの中でもマンガンを含んでいることでピンク~赤色のものをピンクトルマリンと呼びます。
そのピンクトルマリンの中でも濃いピンクや赤色のものはルベライトと呼ばれます。
ルベライトの色味については、赤色が濃く暗いものはレッドトルマリンに、また、薄くなるとピンクトルマリンになります。
違いは赤色の強さのみで、ルベライトの色味は鑑別機関により色の範囲が定められており、その範囲内のものを指しています。
そのため、鑑別機関により鑑別結果が若干異なることが見られます。
▼左:ピンクトルマリン 右:ルベライト
ルベライトの照射処理
流通しているほとんどのルベライトは、赤味をつよくするために、一般的に加熱処理や放射線照射処理が行われています。
処理の施されていないものは入手が困難であるほか、処理の有無の判別も難しいため、鑑別書には「通常、照射処理が行われています」と表記されることが多いようです。
一般的な処理のため、その価値が下がることもないということです。ちなみに、一般的に加熱処理が施される宝石には、アクアマリン、サファイア、シトリン、タンザナイト、ルビーなどがあります。
流通しているほとんどのルベライトは、赤味をつよくするために、一般的に加熱処理や放射線照射処理が行われています。
処理の施されていないものは入手が困難であるほか、処理の有無の判別も難しいため、鑑別書には「通常、照射処理が行われています」と表記されることが多いようです。
一般的な処理のため、その価値が下がることもないということです。ちなみに、一般的に加熱処理が施される宝石には、アクアマリン、サファイア、シトリン、タンザナイト、ルビーなどがあります。
ルベライトの品質の見方
基本的には赤が強く出ているものほど高価値と言われています。
また、透明度もポイントで、透明度が高く、黒っぽいものや茶色みの混ざっていないものが良品と言われています。
また、透明度もポイントで、透明度が高く、黒っぽいものや茶色みの混ざっていないものが良品と言われています。
内側にクラックが見られることがありますが、トルマリン特有のものです。
ルベライトの意味・効果
- 恋愛を引き寄せる
- 理想の相手と巡り合う
- 電磁波の吸収
- エネルギーチャージ
- 心身のストレス軽減
ルベライトの歴史・逸話
「ルベライト」という名前は、ラテン語で赤いという意味の「rubellus」が由来と言われています。
ルビーも同じ語源と言われており、ルベライトは、その色味からルビーと混同されていました。
ロシアのロマノフ王朝が保有していた冠に飾られた彫刻が長い間、世界最大のルビーと思われていましたが、1900年代に入りソビエト連邦の鉱物学者によりルベライトであることが判明しました。
「ルベライト」という名称は鉱物名ではないため、鑑別所では「天然トルマリン」と表記されます。
DATA
英名 | Rubellite/Red Tourmaline |
和名 | 紅電気石 |
組成 | XY9B3SI6027 (X:Ca,Na,K,Mn) (Y:Mg,Fe,Al,Cr,Mn,Ti,Li) |
結晶系 | 三方晶系 |
硬度 | 7.0~7.5 |
比重 | 3.03~3.31(種類により変動) |
色 | 赤、赤紫、濃いピンク色 |
光沢 | ガラス光沢 |
ルベライトの主要原産地
ブラジル、マダガスカル、マダガスカル、ナミビア、ロシア