目次
ロードナイトとは
バラの花びらを連想される美しさを持つ石として、バラを意味するギリシャ語の”rhodon”から名付けられました。
かつては日本でも産出され、和名を「薔薇輝石」と呼ばれています。
当初は輝石系の鉱物と考えられていましたが、のちにカルシウムやマンガンを含むケイ酸塩鉱物(準輝石)であることが判りました。
和名については変更されず、そのまま薔薇輝石が使われています。
ロードナイトの品質について
通常は、濃淡のあるピンク色の不透明のものが多く産出されていますが、マンガンが多く含まれると黒い班状、葉脈状が見られるものもあります。
インペリアル・ロードナイト
ロードナイトの中でも鮮やかな赤色で透明感のあるものは「インペリアル・ロードナイト」と呼ばれ、希少性、価値ともに高くなります。
▼左はロードナイト、右がインペリアルロードナイト
ロードナイトの意味・効果
- 対人関係を円滑に
- 疲労やストレスの緩和
- 物事に対する積極性をもたせる
ロードナイトの歴史・逸話
アメリカの先住民の間で、ターコイズと並んで魔除けや除霊などの儀式に使われていたと伝えられています。
かつては日本でも産出されていましたが、現在では採掘されることが減っています。
”サイトに黒なし、ナイトに黒あり”
名前が似ているロードクロサイト(インカローズ)との比較で「サイトに黒なし、ナイトに黒あり」という言葉があります。
ロードナイト、ロードクロサイト共にマンガン鉱石ですが、ロードナイトは珪酸塩鉱物、ロードクロサイトは炭酸塩鉱物で、鉱物上は別物です。
ロードナイトにはマンガンの黒い模様が見られますが、ロードクロサイトには見られないため、色味などが似ている両者の違いをとらえた標語として広まっています。
▼左:ロードナイト 右:ロードクロサイト(インカローズ)
名前が似ているロードクロサイト(インカローズ)との比較で「サイトに黒なし、ナイトに黒あり」という言葉があります。
ロードナイト、ロードクロサイト共にマンガン鉱石ですが、ロードナイトは珪酸塩鉱物、ロードクロサイトは炭酸塩鉱物で、鉱物上は別物です。
ロードナイトにはマンガンの黒い模様が見られますが、ロードクロサイトには見られないため、色味などが似ている両者の違いをとらえた標語として広まっています。
▼左:ロードナイト 右:ロードクロサイト(インカローズ)
ロードナイトのお手入れ
保管する場合は、直射日光の当たらない場所に保管してください。
アクセサリー類は、汗などが付いた時は柔らかい布などで拭き取ってください。
汚れが目立つ場合は中性洗剤や石鹸水で洗い流し、水気は拭き取ってください。
DATA
英名 | Rhodonite |
和名 | 薔薇輝石(ばらきせき) |
組成 | (Mn,Ca)Mn4[Si5O15] |
結晶系 | 三斜晶系 |
硬度 | 6 |
比重 | 3.40~3.70 |
色 | オーストラリア・ブラジル |
ロードナイトの主要原産地
ブラジル、アメリカ、タンザニア