アイオライト 意味・効果

アイオライトとは

アイオライトの語源はギリシャ語の「ion(すみれ色)」と「lithos(石)」に由来しています。
その名の通り、青みがかった紫色が美しい天然石です。

アイオライトは様々な色を持つ石で、1つのビーズにした時にも見る角度によって、紫がかった青色、淡い青色、暗い黄色など、複数の色合いが楽しめます
ごく稀に見つかる無色のアイオライトは「ホワイト・コーディエライト」とも呼ばれます。

スリランカやインドのように堆積層ではなく川床から採れることが多く、見た目がサファイアに似ていることから、「ウォーター・サファイア」と呼ばれることもあります。

変種として、レピドクロサイトなどの鉄分が多いインクリュージョンが含まれると、一定方向から見たときに真っ赤に見えるため「ブラッドショット・アイオライト」と呼ばれる大変希少な石になります。

 

アイオライトは鉱物学上では、『コーディエライト(Cordierite)』と呼ばれております。
鉱物の研究者であるフランスの地質学者コルディエ(P.L.A.Coldier)の名前にちなんで名づけられました。アイオライト(Iolite)の語源は、ギリシア語の“ion(菫色)”と“lithos(石)”です。
この名前は、ブルーのサファイアと並べた時にアイオライトがいくぶん沈んだブルーに見え、それが「菫(すみれ)がかった色」と例えられたことに由来します。

アイオライトの歴史・逸話

アイオライトにまつわる有名なエピソードをご紹介いたします。
はるか昔、バイキングたちは、航海の際に、自らの位置を知るためアイオライトを羅針盤にして使用していたため、「海のサファイア」、「バイキングの羅針盤」と呼ばれていました。
太陽にかざして青色が鮮明に見える方向に船を進めたと言われています。

アイオライトの持ち味でもある多色性を利用し、様々な方向から見ると違う色に見える性質から、バイキング達はこの石を航海に用いていたと伝えられています。

アイオライトの意味・効果

  • 物事の二面性に気付かせる
  • 真実を見定める力をもたらす
  • 目標に向けて正しい方向へ導く
  • あらゆる角度から物事を冷静に捉え、柔軟な方向転換を促す
  • 感情の激昂を鎮める
  • プレッシャーを和らげる
  • 思考を安定させ平常心を保つ
  • 物事をシンプルに捉えられるように導く

DATA

英名 Iolite
和名 菫青石(きんせいせき)
組成 (mg,Fe2+)2(Al2Si)[Al2Si4O18]
青色、帯紫青色、帯灰褐青色
結晶系 斜方晶系
硬度 7~7.5
比重 2.53~2.78

アイオライトの主要原産地

インド、スリランカ、ブラジル、マダガスカル、ミャンマー、タンザニア、カナダ、イギリス

アイオライトの浄化・お手入れ

アイオライトは強い太陽光に長時間あたると、変色してしまうことがあります。
日常ご使用いただく程度では問題はありませんが、保管する際は、直射日光などの当たらない場所に保管しておきましょう。

アイオライト
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