ギベオン隕石とは
ギベオン隕石は1938年(1936年の説もあり)にナミビア共和国のギベオンという町で発見された主に鉄とニッケルからなる鉄隕石(メテオライト)です。
隕石を英語で言うと「メテオライト」といい、「空からの石」という意味を持ちます。
ギベオン隕石(出展:ウィキペディア(Wikipedia))
ギベオン隕石は約4億5千年前に地球に落下したと考えられています。
4億5千年前は、どれくらい昔かというと、人間はもちろん存在せず、恐竜が出現し始めたのが2憶5千年前と考えられているため、恐竜自体よりもはるか昔になります。
とても歴史ある隕石ということが分かります。
現在では、高級時計であるロレックスの文字盤に使用されていたり、話題を集めています。
ウィドマンシュテッテン構造とは
幾何学模様のウィドマンシュテッテン構造
ギベオンと言えば、表面に現れる独特の模様が特徴ですね。
この模様はウィドマンシュテッテン構造と呼ばれています。
実はこれは、採掘された時から表面にある模様ではありません。
この模様は、ギベオンを切断し、酸によって表面加工(エッチング)を行なった上で研磨すると、浮かび上がる模様です。
オーストラリア人の科学者ベッカー・ウィドマンシュテッテンが1808年に発見したことからこの構造を、ウィドマンシュテッテン構造と呼びます。
なぜ、そのような模様が出るかというと、構造に秘密があります。
ウィドマンシュテッテン構造は、分かりやすく言うと、鉄とニッケル成分が分離された構造となっております。
これは、隕石の主成分であるニッケルと鉄の混合物が、300〜900℃で100,000気圧という環境で、つまり惑星の中心部のような環境化で100万年かけて数度温度が下がる過程において構成されたものと考えられています。
この構造は、現在のところ人工的に作ることが不可能だとされています。
そのため、「ウィドマンシュテッテン構造」が宇宙から飛来した鉱物である最大の証明と言われております。
ギベオン隕石の意味・効果
- 人格形成
- 価値観の変容
- 利己的な考えをグローバルに
- 元気がないときに活力を与えてくれる
- 周囲の意見に流されない、強い信念を与えてくれる
- 持ち主の四次元的なパワーを開花
ギベオン隕石はとても重い
ギベオンの比重は7.8~8.2と、とても重くずっしりとしています。
実際にどれくらい重いか検証をしてみました。
共に直径12mmのブレスレットで比較しています。
タイガーアイが43gに比べ、ギベオンは約3倍の125g!
ギベオンがいかに重いか分かります。
ギベオン隕石は錆びる
表面に錆が出てきたギベオン隕石
主成分が鉄となる含む隕石となるため、水に触れると錆びます。
そのため表面上には、錆止めとして、ロジウムメッキが施されています。
ギベオンの様々なカラーが存在するのはメッキの色によるものとなります。
錆止めとしてメッキ加工は施されていますが、装着時は汗や雨などに気を付けましょう。
また保管される際も湿度の高い場所は避けるようにしましょう。ジップロックなどで密封して保管するのもお勧めです。
自然現象で起こりうるため、錆(サビ)=粗悪品とは限りません。
乾いた布で拭くと綺麗に落ちます。※錆が落ちない場合は、表面を研磨し、再メッキする必要がある場合があります。
DATA
英名 | Gibeon Meteorite |
和名 | 鉄隕石(てついんせき) |
組成 | 鉄やニッケル(一定せず) |
色 | 褐色、灰~黒色 |
光沢 | 金属光沢 |
比重 | 7.8~8.2 |
ギベオンの主要原産地
ナミビア共和国
ギベオンの販売
ギベオンの鑑別について
希少な隕石のため、市場価格も高価なものとなっているギベオン。
ギベオンの鑑別書を発行することも可能でですが、一部商品においては鑑別書の発行ができない商品もあります。
こちらの記事に詳しくまとめましたのでご確認下さい。
ギベオン隕石は鑑別書に記載される物質名は、天然隕石(メテオライト)、宝石名は鉄質隕石と表記されます。ギベオン隕石は商品によって一部鑑別書の発行ができない商品もございます。鑑別書の発行について、詳しく説明をしていきます。 [outlin[…]
金属アレルギーについて
ギベオンは鉄隕石のため、主な成分が鉄とニッケルになります。
金属アレルギーのある方は、装着時にアレルギー反応が出てしまう可能性があります。
プレゼントを贈る際は、相手に金属アレルギーがあるかどうか確かめてからプレゼントしましょう。