ラピスラズリとは
最も有名な石のひとつで「幸運を招く石」と言われ、世界で最初にパワーストーンとして認定された石です。
深みのある青い色合いで、ヨーロッパでは中世まで「サファイア(ラテン語で”青”を意味する)」と呼ばれていたと言われています。
ラピスラズリは単一の鉱物ではなく、「ラズライト」「アウィン」「ソーダライト」「ノーゼライト」の鉱物から構成され、さらに斑点状に、黄金色の「パイライト」、白色の「カルサイト」が入ったものが多く見られます。
9月・12月の誕生石としても知られています。
ラピスラズリの誕生石には、9月・12月と2つ見られることがあります。
日本ジュエリー協会では12月の誕生石とされていますが、イギリス、オーストラリアでは9月の誕生石となっています。
誕生石はアメリカ「米国宝石組合大会」で定められたものですが、各国の文化などの事情から独自の誕生石が定められてるため、全国共通している石や各国固有の石が見られます。
ラピスラズリ 品質について

ラピスラズリによく見られるキラキラとしている黄金色の模様はパイライト、白い斑点はカルサイトが含まれています。
パイライトを多く含むと緑色に近い色味になり、カルサイトが多いと薄い青色になります。
産地ではアフガニスタン産ラピスラズリが有名ですが、少し紫味のある深い青色のものは品質が高いと言われ、パイライトやカルサイトがあまり含まれていないものが好まれます。
ただし、これらの内包物がバランスよく含まれるものは高い評価になることもあります。
ラピスラズリ 加工もの
ラピスラズリにはラピスラズリではないものが流通しています。
いわゆる、「着色・染色」「練り」「張り」と呼ばれるもので、加工されたラピスラズリがあります。
- 「着色・染色」
有名なものではハウライトを青く染色したものがあり、ハウライトラピスという名前で販売されている店舗もあります。 - 「練り」
ラピスラズリの粉末を樹脂などで固めたもので、「ボーンズ」と呼ばれています。
真偽の見分けが難しく、全くのニセ物とも言い難いものですが、価値としては低くなりそうです。
ラピスラズリの他に、練り水晶や練りターコイスなどがあります。
▼練りラピスラズリ(右は断面)

- 「張り」
安価な石で薄い板状にしたものにラピスラズリやターコイズを張り合わせたもので「タブレット」とも呼ばれています。
ラピスラズリの意味・効果
- 幸運の象徴
- 危険の回避
- 人間的成長を促す
- 魔除け
- 健康運
ラピスラズリの歴史・逸話
ラピスラズリの歴史は古く、澄んだ夜空に星がきらめくような模様から夜に旅する人々の道しるべを象徴すると言われ、古代エジプトやメソポタミアでは冥界を旅する者のお守りとして崇められていたと言われています。
また、護符としてミイラや墳墓の副葬品として用いられていました。かのツタンカーメンの墓からも棺や副葬品に使われたラピスラズリが発見されています。
日本では「瑠璃」と呼ばれ、奈良県の正倉院にもシルクロードから持ち込まれたラピスラズリの装飾品が納められています。
DATA
| 英名 | Lapis-lazuli |
| 和名 | 青金石(せいきんせき) / 瑠璃 |
| 組成 | (NaCa)7-8(Al,Si)12(O,S)24 [(SO4),Cl2,(OH)2](主成分のラズライト)一般にラズライト、アウィン、ソーダライト、ノーゼライトが混合。 |
| 色 | 紺青色、瑠璃色 |
| 光沢 | ガラス光沢 |
| 結晶系 | 等軸晶系 |
| へき開 | 完全 |
| 硬度 | 5~5.5 |
| 比重 | 2.38~2.95(平均2.65) |
ラピスラズリの主要原産地
アフガニスタン、ロシア、チリ、ミャンマー、アメリカ
ラピスラズリの浄化・お手入れ
浄化はホワイトセージや月光浴、水晶などがおすすめです。
やわらかくデリケートな石で、圧迫や高熱に非常に弱く、水やお湯も苦手です。
普段の手入れは柔らかい布等で、から拭きして下さい。